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2018年12月24日
大家さん応援ブログ

大家さん これからの入居者像を研究しましょう

生まれた世代が違うと、価値観や生き方、生活のスタイルも異なり、当然の事のように住まいに関しての要望も異なってきます。自分の物件がどのような世代に適するのか、入居者をイメージしてお部屋作り、募集の参考にしましょう

20 ~30代 ミレニアル世代

1983年~1994年ころの生まれの20~30代の方です。

物心ついたときにはバブルが崩壊し、ずっと不景気が続いたので「超安定」思考が強い。

消費意欲は低いが、自分にとって価値のあるものに対しては消費をする。

生まれた時から実家の充実した設備で育ち、建物も断熱性や遮音性など高性能を知っているので、賃貸にも同様の性能を求める傾向がある。

男らしさとか女らしさにとらわれず、インターネット普及とともに成長して部屋探しもネットで行うSNS世代です。店舗に行くのは内見のみ。

この世代は「家中消費」の層と「堅実」層がある。

「家中消費」層は家で過ごす時間が多いので生活の経費が下がる「Wifi無料」や経費の安くつく設備好む。外食ではなく、家で友人たちと食事を楽しむことを好み外食はあまりしない。

「堅実」層は、人気エリアよりは職住近接エリアを優先し、安ければ狭い部屋であっても、物を多く持たないミニマリスト入居者も増えている。

このような方は、荷物も少なく、テレビも持たない、引越しも段ボール数個といったミニマムな生活を好む。

性差にとらわれることがあまりないので、女性だから花柄やピンクといったものは帰って敬遠される。


40∼50代 単身ミドル世代

おおむね、1971年∼1982年頃の生まれの40~50代の方です。

一般的に「団塊ジュニア世代」といわれ、「ポスト団塊ジュニア世代」とも言われます。
この世代は、とにかく人口が多いことが特徴です。

就職氷河期に突入し、同じ世代でも収入格差が大きく、非正規雇用者が多く結婚格差の問題で、結婚せず自分で働かざるを得なかった人達。

ただ、就職前まではバブルの恩恵を受けた親を見て育っているので結構理想は高いかもしれません。

収入格差の高収入層は眺望や設備にこだわり広めの間取りなどステータス志向やゴージャスを求める傾向がある。

半面、暮らしに余裕のない層は賃料の安い物件を好む。未婚が多いが趣味にはお金をかける傾向がある。
また、親からの資金、物資の援助を受けながら暮らすため実家近くの近居が増えている。

単身高齢世代

超高齢化の時代で、人生100年時代ですが、それは元気でいてこそのはなしです。

ご夫婦でお元気なことが一番望ましいですが、片方だけになられたときや、ずっと単身で来られた方の賃貸事情は、リスクも伴います。

しかし、現実に多くの単身高齢者がいることも事実で、中でも自立して暮らしている方なら年齢が高くても社会生活を営む上で問題ないと思われます。

高齢者、65歳以上を言うかもしれませんが、世間的には割合にお元気です。

ずっと仕事をしてこられたのなら、その年金から賃料を支払い、残りで暮らしていける方なら積極的に入居してもらっても良いのではないでしょうか。

高齢者は若者と違って、いったん入居すれば長期に住んでもらえます。

病気や孤独死の問題は、普段のコミュニケーションや、見守りの設備を導入することで回避できるのではないでしょうか。

中には、毎月の健康を確認するために、賃料を持参してもらっている業者もあります。

そうすることで、入居者の変化もわかり、お話しすることで近況も知ることができます。

行政によっては、受け入れ先としてのお部屋を提供してほしいと呼びかけるところがあります。

行政にバックアップしてもらえると、長期入居を確保できることにもなります。

単身外国籍

政府が人出不足に対して、外国人受け入れ対策を大転換し単純労働の分野にも外国人を受け入れることになりました。

安易に単純労働の分野を受け入れることで、日本人の労働単価が上がらず、やはり若者の給与が上がらなくなることについては大きな問題を残すのではないかと懸念します。

しかし、現実に都心のコンビニや飲食業では多くの外国人労働者が働いていて、その方たちの住家が必要なことも事実です。

三鷹武蔵野エリアでも多くの外国籍の方が働いています。

留学生も、週に28時間までは労働しても良いことになっていることから、日本は働きやすい国になっているのでしょう。

その住居を決めるにあたっては、日本人の感覚とは異なる傾向にあります。

まず、きれい、設備が良いよりも賃料が安いことが第一であり、ユニットバスでも何ら問題ありません。

日本人と違い入浴という感覚よりシャワーで済ますことが多いからです。

古くなったアパートであっても、外国人の方は賃料が合えばさほど問題ないケースが多いです。

後は、いかに日本の賃貸借契約のルールを守って暮らしてもらうことができるか、その説明と保証と理解にかかっているといえます。

まとめ

生まれてきた時代背景で、身についたことが異なるので、求める価値も異なるということです。

大家さんにとっては、自分の物件がどのような位置にあり、どのような層に適しているのかを考えることで、リフォームのやり方にも的を絞った方向性を持つことができます。

たとえば、駅から徒歩圏の近くで、古い物件なら無理して大きなリフォームで資金をつぎ込むよりも、できるだけ安くリフォームして、経済的に合致する人に入ってもらうことで長く入居してもらえます。

そこそこ距離がある物件なら、建物の質を上げて若い世代の入居を呼び込む。

そこまで考えなくとも、ニーズの傾向を知るだけでも今後の参考になります。

いずれにせよ、長く入居してもらうことが一番なことは言うまでもありませんし、相手を知ることは大切です。

これからも世代間ギャップを考えながら、良き関係を築ける入居者さんに借りていただけるよう業者として努力し、また願っています。

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