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2019年04月25日
大家さん応援ブログ

「事件は現場で起きている」とんでもない入居騒動

三月の繁忙期の時でした。お申し込みが入ったそのお部屋は、建物全体とお部屋のリフォーム進行中で、リフォーム前の内見のもとお申込みとなりました。入居始期日が4月1日、それまでには完工予定ということで、何度もオーナー様から工務店へ確認していただき進行していました。ところが。。。

入居日にも作業が終わっていない?!

契約を前日に控えるということもすでにご連絡済みでした。

当日、契約後の最終確認のお電話で2日後にお引越しされます、とお伝えたしたところ、作業が終わっていない、間に合わないとの話!

なぜですか?
入居できないのですか?

と、あり得ない事態が判明!

すでに、引越し業者の手配を終えて変更もできないし、キャンセル料もかかるということを話し、入居者様には、とりあえず引っ越すことは予定通りに進める手配にしていただきました。

この事態に私もドキドキ、戸惑うばかりでしたが、とにかく冷静に進めなくてはという事で、夜でしたのでいったん入居者様にはお帰りいただき、翌日改めて対応をご連絡させていただく運びにさせていただきました。

その夜にオーナー様と打ち合わせを行い、原因はどうあれ入居する方に鍵を渡すからには、お部屋に入ることは許可がなければできないとお伝えしました。

このような事は正直申しあげて初めての経験でした。

お客様とご相談したところ、場所も気に入っていただき、ましてペット可のところがエリアに少なく、他は考えていないので何とかならないかといっていただきました。

当社としては誠に申し訳なく、相当なお怒りも覚悟していましたが、かなり譲歩していただいたことに、何とかお答えしなければという思いだけで、オーナーさまや工務店とお話ししました。


ゆるい工務店の工程と調整不足が大きな要因

確かに、繁忙期の工事は遅れ遅れで、日程通りに進まないことは良く分かります。

だからこそ、何を優先すべきかをよく考えていただき、工程表の再調整をまめに行っていただかなければなりません。

(「だから何度も言ってたではないの~」・・・・・心の声です

入居日時は最優先事項と考えます。

多くのお部屋を作業している工務店としては、職人さんの手配と配置をしっかり把握して、動かしていただかなければなりません。

今回は、その調整を行っていたのが、若いリーダーであり、職人さんはベテランの方が多いようでした。

職人さんは現場リーダーの指示に従って専門の作業をすることであり、現場リーダーは全体を調整しうまく配置して、終わりを一致させなければならないはずです。

そこへ来て、お天気で外の作業が遅れたり、必要なものの入荷が遅れて作業ができないとか、理由はさまざまあるのですが、機転を利かせて入居日を優先するべきだと考えます。

お部屋内部に入らなくても良いように、そのような作業は早く済ませる段取りも大切です。

外からの作業は、最悪あとまわしにしても、入居者様には迷惑が掛からないからです。

今回、そのことがどうもできていなかったのかもしれません。

そして、変更や遅れのための工程変更(リスケジュール)が適切に行われなかったのが大きな要因と思われました。

遅れ日額とペットホテル代を補償することで合意

いわゆる、がめついキツイ入居者ではなくて、大変穏やかな良い方でしたので話し合いの結果、工事完了までの日額とその間の猫ちゃんを預けるペットホテル代をお返しすることで合意をいただきました。

猫は他人に対して非常に敏感なことから、作業の間、部屋に置いておくわけにもいかず、近所の病院で預かっていただけることになり、その点はホッとしました。

じつは、オーナーさまも猫を飼っておられて、猫のことは非常に詳しく、また懇意にしている獣医さんをご紹介もしていただけたことは良かったです。

そして、一旦荷物は搬入したけれど作業中は一カ所にまとめ置くことで、作業終了時に工務店さんに入居者さんの指示のもと、配置してもらえるという手配になりました。

入居者様にはご迷惑をおかけすることになりましたが、ご希望でもあり、その間はご友人のところに宿泊させていただくことができて、ご本人も納得していただけました。

本来ならば、損害賠償も考えなければならないところですが、その分を考慮してオーナー様がキッチンセットを新品に入れ替えてくださることになり、それはそれで喜んでいただけました。

この点は即日可能であったので、ご提案となりました。

実感!「事件は現場で起きている」

現場の人・職人さん、それぞれ感性の違う人のいうことを信じて、実はくい違っていたというのは良くある話です。

今回は、私共業者としましてもヒヤヒヤもののご入居となりましたが、まずは入居者様にご理解いただけて、ご承諾いただけてホッとしました。

ご両親様にもきちんと状況をご報告し、大変ご心配をおかけしたこと、お詫びのお手紙も差し上げました。

現在は、通常に仕事にもいっておられ、猫ちゃんも無事一緒に住んでいらっしゃいます。

良い方に入っていただいたことと、オーナーさまが猫に対しての理解が深い方であったことや迅速に動いて頂いたことが、誠意として伝わったのではないかと考えます。

教訓は、まめな連絡を入れて、進行状況を把握しておかなければいけないこと、そして、自分の目で現場を見に行くこと、その確認で引き渡せる状況かどうかが判断できます。

今回はオーナーさま発注で、工事には当社はノータッチであった事もありますが、積極的に関わる必要性もあると学びました。

「事件は現場で起こっている」ことを実感した今回のケースです。

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