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2018年09月20日
ブログ

外国籍の方の部屋探しが難しい理由

日本の賃貸不動産事情は世界的に見てかなり条件が厳しいと考えます。それは日本人基準で考えればごく普通の事でも、生活文化の違う外国籍となるとその点をまず十分に理解して説明することが重要になります

外国籍を断る理由

生活文化が異なり、設備の使い方が異なるがゆえにトラブルことが多いと思われます。大家さんにとってはリスクを負うことになり、業者にとっては言葉がわからないと面倒ということかもしれません。

言葉の壁

意思の疎通が取れないという理由は言葉の壁があるからともいえます。

一般的な日本人の考えでは「郷に入れば郷に従え」といわれるように、どこの国から来日しても日本では日本の法を守り、習慣を理解して暮らしていただくということが一番だと思うのです。

ところが、不動産業界の遅れているというか既成概念として断る理由としてまず言葉の壁、それに伴う重説・契約書の理解をしていただいていないことに理由があるように思います。

協会では、英語版や中国語版の書式を準備しているようですが、それを説明して意味を理解してもらわなければ何の用もなさないということです。

習慣・感性の違いが大きい

お国によって習慣が違う事はありますが、ただそれだけを理由に「外国籍不可」といわれる大家さんが多いです。しかし、代弁しているのは業者で、実は業者もトラブルを避けるがために断るという例は多いように思います。

確かに、単身専用となっているのに、入居後複数の住人に増えていたりすることはよく耳にします。

聞くところによれば、アジア系の人たちにとっては、狭い空間に身を寄せ合って暮らすことくらいなんともなく、むしろ助け合って暮らしている感覚があるようです。

そのことが日本人の感覚とは少しかけ離れていて、個室が当たり前となっている日本の暮らしでは考えられないということです。

その事を踏まえて、申し込み時点・契約時に十分に説明し理解を得なくては歩み寄れません。

また、設備の使い方などについても、事前に十分な説明をしておけば良いことを少し怠ったために、あとでご近所にも迷惑がかかることになります。

こんなことがありました。

1ルームの部屋を借りてもらっている単身者の外国籍の留学生が、「部屋に排水溝の匂いがしている」と言ってきました。
洗濯機の防水パンから匂うというので、水漏れか、または建物全体かと、何か大きな問題かも知れないとヒヤリングしていきました。

結局、当方の思い込みで洗濯機を置いていると考えていたら、洗濯はすべてコインランドリーでしていて洗濯機は持っていない、ということでした。

そこでわかりました。

洗濯パンの風水が切れて排水溝から匂いが上がってきていたのです。

そのことを丁寧に、幼稚園の子供にもわかるような説明でお話ししたら理解してもらえて、水を定期的に排水溝に入れるか、ラップなどで排水溝をふさぐことで対応してもらって一件落着ということになりました。

外国籍の方は、日本人のように綺麗で整った住まいを借りることを当たり前とする習慣は少なく、古くても機能を満たしていれば十分と考える人は多いです。

ユニットバスでも畳でもOKなことは多いのです。

海外で部屋を借りる場合、ほとんどが最低必要な家電が揃っているか、シェアで使用できるようになっている事が多く、中古のベッドも当たり前です。

日本の賃貸はグレードが高いのです。

言葉や習慣をまだ理解しない小さな子供に説明するように説明します

言葉が通じないときは、重説・契約時にはできれば通訳ができる人がいるとたすかります。

業者の中にことばが分かる人がいると大助かりですが、いなければ日本人の身元引受になる人か、友人、もしくは留学ならその学校の職員をまきこむのもよいかもしれません。

そして、専門用語はできるかぎりかみくだいて、生活言葉に言いかえて理解してもらえるようにする。

また、日本は法治国家なので契約ごとは守るべきことであり、守れなかった場合のペナルティもしっかり伝えておくべきです。

幼稚園の子供に説明するような設備の使い方とか、人とのかかわりなども教えてあげるといいかもしれません。

誤った使い方をした場合にはどんな事になるかという説明も必要です。

まとめ

最近、外国籍のお問い合わせが多いことで、当社でも改めて対応を考える機会をえました。

お問合せいただいても、大前提としてビザと在留カードがありパスポートのチェックは必須要件です。

大家さん・オーナーさんの理解を得なければなりませんが、前向きに考える方が空室は埋まると思います。

積極的に外国籍の方にも対応をしましょう。

そして、この際日本の賃貸事情も理解してもらって、良き入居者をふやしてくことが今後の良き外国籍入居者をふやすことになるのではないでしょうか。

外国籍の方は独自のネットワークをもっていて、口コミでひろがります。

これだけ増えてきている外国籍の人たちに、日本の法を守って暮らしてもらえるようになってもらうには、業者も大家さんももう少し協力してもよいのではないかと考えます。

ハビターレでは、英語、またネパール語がわかる人が手配できますので、お問合せをおまちしています。
ただし、日時などあらかじめご予約していただく必要があります。

また、大家さんに前向きに考えていただかなければ意味がありませんので、よろしくお願いします。

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