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2018年09月13日
大家さん向けブログ

地主さん、大家さん 無断駐車は「住居侵入罪」として対処しましょう

アパートやマンションの敷地内に無断で駐車されることがあり、その対策に管理会社は頭を悩ませることが多いのではないでしょうか

ある日見知らぬ車が勝手に駐車している

良くある話ですが、このようなときには管理人または管理会社は、住人に聞いて回ったり、警察に連絡したりと、数日置きっぱなしにされることもあるほど無断駐車の対応には手間がかかります。

また、事件性につながるなどということは非常に困ります。

そこで、管理会社としてはいろんな策をとっています。

よく見かけるのが、「無断駐車は罰金〇万円いただきます」というものがあります。

「無断駐車は罰金〇万円いただきます」というの看板

この看板の意味するところは、法的には「無断駐車した場合にはその行為に基づいて〇万円の損害賠償を請求します」ということです。

この損害賠償は実際に受けた損害を回復させることにあり、看板に「〇万円」と書かれていても実際の損害額以上の賠償を求めることはできないそうです。

月額駐車場使用料の月割り分程度が、賠償額の対象となるということです。

その無断駐車のために弁護士を使いその費用がかかったということならばその金額は請求することは可能です。

また、たとえば相手が〇万円支払う事を承諾したうえで駐車していたら、その額を請求することも考えられますが、承諾したことが認定がされていなければ請求は暴利だと判断されることもあります。

この承諾の認定とは、契約のように書面でとっておくということかもしれませんが、はたして無断駐車でその事に応じるでしょうか。

無断駐車の損害賠償金としての効果はいかに

つまり、無断駐車をさせないことを狙うための「罰金〇万円」は法的には効果がないといえます。

「おどし文句」にしかならず、実際に効力はないということです。

では、どんな策があるでしょう。

できる事は、ごみの不法投棄と同じで、防犯カメラを設置して、観察と証拠をとることも一つの方法で、ナンバーが写るようにしておけば証拠能力が残ります。

効果的防止策は

もう一つ、アパートなど人の敷地内に無断で駐車するという行為は、刑法上、「住居侵入罪」に該当する可能性があります。

柵等で囲われているアパートなどの敷地内(付属地)に無断で立ち入ることと同じ扱いで、判例もあります。

そこで、「当該駐車場内での無断駐車は住居侵入罪で刑事告訴します」という文言のほうが効果的。

これで継続して無断駐車する者には「刑事告訴」という手段で臨むことが考えられます。

管理委託契約書にもこのような無断駐車、不法駐車に対する対応を記載しておくことが望まれます。

管理会社としては、新たなことが起きた時には、できるだけ早く所有者と協議して対応策を決めて、書面でのやり取りをしておいた方が良いでしょう。
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